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早めの治療でダメージを最小限へ|癌が転移する前の対処が肝心

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下痢や血便に注意

病院

原因がはっきりと解らない

潰瘍性大腸炎がなぜ起こるのかはいまだに不明です。赤痢菌や大腸菌の感染と非常によく似ているため、何らかの原因菌があるのではないかとか、腸管の粘膜の免疫システムに異常が起きているのではないかと考えられています。潰瘍性大腸炎はほとんどの場合、下痢や血便で始まります。症状が進んでくると膿や粘液が血に混ざる粘血便になり下腹部の痛みも起こるようになってきます。病気が重たくなってくると体重が減少したり、発熱吐き気、頻脈などが起こってきて長い間腸からの出血が続いてしまうと貧血が起こってくることもあります。大部分の潰瘍性大腸炎は慢性的なもので、症状を悪化させないようにすることが非常に大切になってきます。症状を悪化させてしまう因子にはストレスや食事などで、自己管理も大切になってきます。

白血球除去療法

潰瘍性大腸炎は、自己の免疫がかかわっている病気だとも言われています。本来ですと外敵を退治してしまう免疫機構が、自分の体を攻撃してしまうために炎症がおこるものと考えられています。そこで免疫を担当している血液の中の白血球の数を減少させて、過剰になった攻撃を抑えてしまう目的で、白血球除去療法が潰瘍性大腸炎の治療には行われることがあります。静脈から採取した血液を、体外循環器を通してフィルターを使用して白血球の成分を取り除き、再び体内に戻してやります。白血球が除去されても骨髄から新しい白血球が動員されますので数が激減することはなく、骨髄から動員された血液細胞は腸の粘膜を再生するように働くようになってきます。診療に取り入れる医療機関も増えてきています。